発達障害

ADHDとはなにか?【3つの特性と対策をわかりやすく解説】

空を見上げる人と星空

こんにちは、むじまるです。
(@mujimaruADHD)

ADHDについて知りたい人

ADHDって一体なに?どんな困りごとがあるのかな。うまくつき合っていく方法があれば知りたいんだけど…。

このような疑問に答えていきます。

この記事でわかること

  • ADHDとはどんな障害なのか?
  • ADHDの特性への対策方法

まずは、この記事を書いている私のことを少し紹介させてくださいね。

  • 発達障害(ASD・ADHD・LD)、双極性障害、統合失調症を抱えています
  • 診断されて1年が過ぎました
  • これから紹介する対策を実践することで、生きづらさを軽減できています

おもに、主治医とのやりとりや私自身の体験に基づいたことを、わかりやすく解説。

こんなやり方もあるんだなぁ、ぐらいで読んでもらえればと思います。

ADHDとはどんな障害なのか?

丘を歩くグループとひとりの人

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは発達障害のひとつで、

  • 不注意:うっかりミス
  • 多動性:いつもソワソワ
  • 衝動性:考えなしに動く

という3つの特性を持つ障害。

単独で出ることは少なく、ADHDの大半の人がいくつかの特性をあわせ持っています。

それぞれを解説していきますね。

もし、この3つに思い当たる節があるなら、この先も読みすすめてもらえればと思います。

発達障害については、こちらの記事でくわしく解説しています。

ぼやけた光
発達障害とはなにか徹底解説【診断されたら変わること】発達障害とは何か知りたい人へ。発達障害の種類や特性、原因を詳しく解説。診断後の変化も実体験から書いています。...

特性①:不注意

うっかり屋さんといえば聞こえはいいですが…。

笑って許せるレベルをこえる事が多く、当事者的にはいちばんやっかいかも、です。

約束や仕事の依頼などの大事なことを忘れたら、相手に迷惑がかかりますよね。

私が就職活動で大失敗した話

具体例として、私が新卒面接で大失敗したときのお話をしてみようと思います。

その日は13:00に本社での最終面接。
ふだん遅刻魔の私は3時間早く家を出発。

おかげで面接までの時間にはかなりの余裕が。そこで、近くの本屋さんで時間をつぶすことにしました。次にふとお店の掛け時計を見ると…。

「15:20」え?…えぇぇぇ!!!

ガラケーにはおびただしい着信履歴。
もちろん再面接してもらえるわけもなく、人生のスタートで地獄に落ちました。

失敗の原因

この失敗の原因は下記のとおりです。

  • 本屋で過集中になり、まわりの事が頭に入らなくなった
  • 面接30分前にアラームを設定したが、電車に乗った時マナーモードにしたままだった

注意力散漫かと思いきや、ものすごく集中してしまう過集中。

過集中になるとまわりの音などに反応しなくなってしまいます。発達障害の人には過集中に入ってしまうひとは多々いますし、私もそうなることがあります。

そして、マナーモードを解除するのを忘れていたため、アラームが鳴らず。

一つひとつは小さなミスですが、いくつも発動するのでとんでもない事態を起こすことになってしまうんですね。

ありえない失敗をしてしまう

重なったうっかりミスから、就職という人生の大事な場面で大失敗をしてしまいました。

こんなこと一般的にはありえませんよね。

ところがADHDの人には、大なり小なりこういった失敗が頻発してしまいます。

日常的なことだと、書類の提出期限を忘れるとか人と会う約束をわすれる、などがあります。

こういったことが重なり人としての「信頼」を失ってしまうことに…。

「多動性」はじっとできない

多動性は、現れかたが弱ければ見すごされることも多い特性です。ところが、強く現れるとまわりに迷惑をかけてしまうこともあります。

貧乏ゆすり程度ならそんなに目立つことはありませんよね。

まぁ、そんな人もいるかという感じで。

ところが、イスに座っていられずうろうろしてしまうとなると…。

授業や会議に支障が出てしまい、まわりにも迷惑がかかってしまいます。

じっとできないクラスメイト

小学校のとき、いま思えば発達障害だったんだろうな、と感じるクラスメイトの男の子がいました。

  • 座って授業を受けるのがむずかしい
  • いつも立ち上がったりうろうろしてしまう
  • 先生はそのつど注意するので授業は中断

ほかの生徒たちはその子を責め、私も当時は座るよう注意したりしていましたね。

ですが彼は、むりやり座らされると貧乏ゆすりが止まりません。

けっきょくみんなの迷惑になってしまい、クラスでは孤立していました。

当時は発達障害という言葉も聞いたことなかったですし、同じようにつらい経験をした子がたくさんいると思います。

多動性は大人になると落ちつく傾向に

ただ、主治医によると多動性は大人になるにつれ落ちつく人が多いそうです。

最終的に残りやすいのは「貧乏ゆすり」や「指をいじいじしてしまう」などですかね。

私にはそこまでの多動性はありませんでしたが、考えるときに「指をいじいじしてしまう」くせがあります。

映画などによくある自閉症のひとの描写、あれですね。

とはいえ、指摘するのは旦那さんくらいです。おそらく他のひとは気づいていないと思います。…言わないだけかもしれないけど。

貧乏ゆすりは程度によっては注意されるかもしれませんね。

「衝動性」は思いついたら止まらない

よく出れば挑戦的と評価されたりもしますが、失敗することが多いです。

理由はシンプルで、後先を考えない言動をとってしまうから。

数え切れない転職回数

実際に私は、自分がどれだけ転職しどんな仕事をしてきたのか把握できていません。

職について3カ月もすれば、あるていど仕事はこなせるようになります。

そしたら…飽きちゃうんですよね。わからないこともなくなり新鮮味がなくなってしまう。

そんなとき求人誌を見ていると気になる仕事をみつけてしまいます。

そうなったらもうダメ。

転職したくてしょうがなくなっちゃう。そしてまた気になる仕事が見つかって…のくり返しでした。

後のことを考えられない

まさに衝動的な転職のくりかえしですね。

後先なんて考えてないから、転職して「前の職場の方がよかった…」なんてこともしょっちゅうでした。

あと多いのは「衝動買い」ですね。

衝動的に山ほど洋服を買ったり、急に車を買い換えたり。

これも後先は考えていないので、ローンがかさんだり手持ちのお金ぜんぶ使ったりで、ろくなことはありませんでした。

問題は程度の深刻さ

ここまで読んだ方は「誰でもあてはまるやん、私だってそういうことあるし」と思うかも、です。

だって、うっかりミスや衝動買いは誰にでもよくあることですもんね。

そうなんです、よくあること。

ところが、ADHDのひとは人生がゆらぐほど困っている。問題は程度のひどさなんです。

先ほど私が就職活動で大失敗した話をしました。あんなこと、一般的にはありえませんよね。

私自身のADHD的できごと

  • 面接や会議をすっぽかす
  • 試乗もせずに車1台お買い上げ
  • お給料のよさに惹かれ風俗店で働く
  • ひと月分の店の予算が入ったバッグを置き忘れて帰る

書きだせば他にもいろいろあります。

今となっては、話のネタになるので個人的には後悔はまったくありませんし、むしろ刺激的で楽しい人生です。

とはいえ、その渦中にいるときは地獄。

いつも「この先どうしよう…」って考えてばかりで、うつ状態になったりしていました。

一般的な人は車を見に行ったって即買いはしないだろうし、「お金ほしい→風俗で働こう」とはならないと思います。

このようなことには大きな危険が伴いますよね。

面接をすっぽかせばその先の人生が変わっちゃうし、試乗もせずに車を買えばトラブルの予感しかない。

ADHDな私は、生きていく上での危機管理が壊滅的にできないんですよね。

こういったわけで、ADHD(注意欠陥多動性障害)とは社会生活に支障をきたすこともある障害なのです。

ADHDの特性への対策方法

コンクリートから生えた芽

「じゃあ、ADHDとうまくつき合っていくにはどうすればいいの?」そう思いますよね。

ここからは私に出ている困りごととその対策について、

  1. 不注意
  2. 多動性・衝動性

の順に解説していきます。

①不注意:メモやアラームを使う、物の定位置を固定する

ADHDの人は短期的な記憶力が弱く、下記のようなことが頻繁に起こります。

  • 約束や頼まれた用事を忘れてしまう
  • 必要な物を持ってくるのを忘れる
  • 大事なものをなくす

こういったことを防ぐためにメモやアラームを使い、物の定位置を固定するようにしています。

メモは命綱

約束や用事はすぐにメモ、必要な物もそこにメモしておきます。

手帳でもメモアプリでも、使いやすいほうでいいです。

私は見えていないと存在しないのと同じになってしまうので、手帳にメモして常に開きっぱなしにしています。

こうすれば、いつでも確認できるので安心ですよ。

さらに、スマホのアラームを予定の日時の30分前にセットしておけば言うことなしですね。

物の定位置を決める

大事なものをなくさない、行方不明にしないためには定位置を決めてしまうのがいちばん。

定位置を決めてそこにしまうのを続けていれば、そのうち体が覚えます。

ポイントは、場所を決めたらなるべく変えないこと。そして、出したり使ったりしたらすぐに元の場所へ戻すことです。

私はこの方法で「あ、忘れてた」が、自分でもびっくりするくらい減ったので効果アリだと思います。

②多動性・衝動性:ひと呼吸おいて考える時間をもつ

大人になると多動性はあまり残らなくて、せいぜい貧乏ゆすり程度でしょうか。

ただ、人によっては深刻な事態になることもあります。

  • 高額な買い物や契約をよく考えずに決めてしまう
  • 思いついたことをすぐ口にしてしまう
  • カッとなると怒りを抑えられない

衝動性はただの反応です

気持ちのスイッチが入ると抑えられない、そう考える人は多いと思います。

ところがじつは、この「気持ち」というのは「反応」でしかありません。

  • バッグを見た→欲しい
  • ケーキを見た→食べたい

という具合に反射的に起きているただの反応なんですね。

抗えない本能でもなんでもない。

ということは、この反応はコントロールできるわけです。

  • 本当にこのバッグは必要?
  • なぜ必要なの?
  • いますぐ必要なの?

このあたりを冷静に考えてみると、意外と本当に欲しいとは思っていなかったことがわかります。

そのためには「ひと呼吸おく」ことが大切。

買いものならばいったん家に帰って考える。会話ならば3秒ガマンする。カッとなったら深呼吸する。

こうしてひと呼吸おけば、冷静な判断ができるようになります。

最初はむずかしいですが、なにごと積み重ねが大切。続けていくうちに意識しなくてもできるようになりますよ。

私がそうだったので、安心してください。きっと誰でもできます。

さて、今回の記事はここまでとなります。

ご紹介した対策は私が実際に試したものばかりですが、もちろんすぐに成功したわけではありません。むしろ、なかなかうまくできずに落ち込んだこともありました。

ですが、対策ができるようになれば、人間関係はおどろくほど穏やかになりますよ。

私はとくに旦那さんとの関係を悪化させずに済みました。

旦那さんの発達障害に対する理解のおかげもありますが、こちら側の工夫や対策が活きていることも大きいと実感しています。

信頼できる身近なパートナーだからこそ、良好な人間関係を築いていきたいです。

それに、お金をかけずにできますし失敗したってなにも減らないなら、やってみない手はないですよね!

私も日々「一歩進んで二歩下がる」状態ですが、ゆっくり続けていきます (*´ω`*)

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